スペシャルインタビューもとうとう最終回の第3回目。
本作で初めてタッグを組んだということで、互いの印象を聞いてみました。また物語が佳境を迎えはじめた『Phantom in the Twilight』の今後の見どころについても特別に語ってもらっています!
星野:今回おふたりは初めて組んだお仕事でしたが、いかがでしたか?
矢野:おそろしくやりやすかったですね。投げたボールに対して必ず面白いものが返ってくるので、本当にやりがいもありました。初めてお会いしたとき、とりあえず今ある概要に対してざっと考えますかと始めたら、まぁスルスルとアイデアが出てくる出てくる!
丸戸:しゃべりまくるんでね。そういう仕事というのもありますけど、話しながら筋書きはできますよね(笑)。
矢野:人と話していると、自分の頭の中が整理されてアイデアなどが浮かんでくることは絶対ありますね。
丸戸:今まで考えてなかったことでも、なるほどそうですよねってなったり(笑)。矢野さんは何を言ってもダメを返してこないのがすごいんです。いろんな方向に投げたことすべてにソリューションを提示してくれるところが素晴らしいなと思いますね。
星野:確かに翌週には矢野さんからの解決策が出ていましたね。
丸戸:だいたい私は、適当に「こうしたい」って希望を出すんですが、それがダメってならないからすごくやりやすかった。アイデアにひとつ乗せて、また乗せていく感じ。
矢野:でもファントワの現場は、全体的にそんな感じでしたよね。
丸戸:それぞれが出したものに乗っけていくので、監督が削るのたいへんだったんじゃないかなと思います。
矢野:尺に合わせるのは監督ですからね。
丸戸:「この脚本5分くらい削るよ」って言われたときは、何言ってるんだろう、そんなに細かく書いたつもりないのにおかしいなと思いましたが、いまだに脚本と演出の戦いは終わらないです(笑)。
星野:おふたりの注目している回、愛着のあるキャラやシーンなどお聞かせください。
丸戸:キャラクターは全員、愛情を込めて作ったつもりですが、やっぱり後半になってヴァン・ヘルシングが活躍しだすと……(笑)。
矢野:あそこはもうただただ面白いですよね。